2021年11月18日
*当院は小田原駅から徒歩3分の場所にある女性院長の歯科クリニックです*
こんにちは、衛生士の橋本です。
今回は「歯垢」と「歯石」についてお話します。
耳にされたことがある言葉だと思いますが、
これらの違いはご存知ですか?
歯垢と歯石は一体何が違うんでしょうか?
「歯垢」
歯ブラシをする前に歯の表面を触るとヌルヌルしたものがあります。
これが「歯垢」です。
「歯垢」とは単なる食べカスではなく細菌の集合体です。
1mgの歯垢の中には数億もの細菌があると言われており、水に溶けにくく歯にしっかりとくっついているためゆすぐだけでは落とすことができません。
歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどで機械的に落とす必要があります。
「歯石」
歯垢が硬くなったもののことで、歯みがきで磨き残した歯垢は
およそ7日間ほどで歯石へと変わります。
歯石はその名前の通り石のように硬いため、
一旦歯に付いてしまうと歯ブラシでは取れず、
歯科医院で取り除いてもらわなければなりません。
歯石の表面はザラザラしているため、歯垢がくっつきやすくなり、
またそこに歯石が溜まってしまう、という悪循環にはまってしまいます。
なので、いくら歯医者さんで歯石を取っても歯垢を落とす正しいブラッシングがご自宅で出来なければまたすぐに歯石がついてしまいイタチごっこになってしまいます。
当院では歯周病治療の一環として歯石除去も行っておりますが、その際に歯ブラシの仕方やフロス、歯間ブラシの使い方なども必ず一緒にご指導させていただいております。
定期検診ももちろんとても大切ですが毎日のブラッシングが1番重要です。
セルフケアで分からないことがあれば何でもご相談下さい。