呼吸、どこでしてますか?
2025年05月15日
⭐︎当院は小田原駅東口から徒歩3分にある、女性医院長のクリニックです⭐︎
こんにちは。歯科衛生士のワチです。
突然ですが、いま呼吸はどこでしていましたか?
普段、唇が閉まっていてお鼻が通り、快適に息ができますか?
実は意外とご自身が口呼吸であることに気づいていない方が多いのです。
口呼吸はお鼻が詰まって息が出来ないばかりが原因ではありません。お口周りの筋力の低下や発達不足も大きく関係しています。
筋力が弱い場合は、気をつけないといつのまにかポカンとお口が開いている状態になっているのです。
口呼吸による影響はお口周りのだけでも色々症状がみられます。
例えば唇が乾きやすくひび割れや皮剥けが起こり易い、前歯が着色しやすく歯肉も腫れ易い。歯石もつき易くなります。
当然、乾燥もするため、誤嚥性肺炎のリスク上昇、口内炎や傷もできやすくなります。
乾燥の為害性でお口の中がネバネバするとプラークがつき易くなります。
ということは虫歯、歯周病、口臭の原因に…!
まずは口呼吸をしているか考えてみましょう。
上記にあげた通りの症状が出ていないでしょうか。
前歯着色や歯肉の腫れ、ネバネバ感や口臭、唇の乾きなど。口内炎が出来易くはないでしょうか。唇が乾いてリップクリームが手放せないという方はサインの一つです。
口呼吸をする事で症状が進む病気もあります。
頭痛、肩凝り、めまい、耳鳴り、アトピー性皮膚炎、鼻炎、喘息、副鼻腔炎、高血圧、不整脈、リウマチなどなど…
睡眠に関しても影響があり、いびきや無呼吸症候群、夜間頻尿などがあげられます。
これらは鼻呼吸にする事で症状が改善してくることが多いものです。
中には歯には原因がないのにも関わらず痛みを繰り返したり、顎関節症が治りにくい時も口呼吸が原因の可能性があることもあります。
鼻炎が原因であれ、筋力が原因であれ、すぐに治せる習慣ではないことが厄介ですが、まずご自身がどうか?という気づきが大切です。
定期的にご受診なさってきる方はご質問していただいても結構です。
お口の中の状態はお伝えすることができます。
気付けるお手伝いができればと思います。