知覚過敏と歯周病
2018年11月16日
こんにちは。衛生士池田です(^。^)
今朝は とても寒かったですね…
今日は 知覚過敏と歯周病について お話しします…
冷たい飲み物などを口にした瞬間、歯がしみて思わず表情がゆがんでしまう…。よくみかけるシーンですが、これがいわゆる知覚過敏。冷たい物や熱い物、ハブラシの毛先、ひいては風が当たるだけでも「歯がしみる」「痛い」と感じる状態です。
知覚過敏は、歯そのものの変化というより、ハグキの変化=ハグキが下がってしまうことからはじまります。図のように、ハグキが下がると象牙質がむき出しになり、象牙質にある無数の穴から刺激が神経に伝わって、「しみる!」と感じてしまうのです。
ハグキが下がる原因のひとつは歯周病…ということは?
ハグキが下がる原因はいろいろありますが、そのひとつが歯周病です。歯周病の進行とハグキの変化の関係を見てみましょう。
●歯周病の初期
ハグキが炎症を起こして赤く腫れたり、ちょっとのことで出血したりします。
●歯周病の進行期
歯とハグキの境目の溝が深くなり、いわゆる歯周ポケットが形成されて象牙質が露出。ここで知覚過敏が起こります。
●歯周病の重症化
歯周病自体は痛みなどの自覚症状がほとんどありません。単なる知覚過敏と思って放置しておくと、歯周病がさらに進行。ハグキが退縮して、歯を失ってしまう可能性も…。
症状が軽くても、歯周病が原因の可能性もあるので、一度は診察をしてみてくださいね